今回の旅行の最終日はメルボルン市内から東の方向に車で1時間ほどの場所にあるYarra Valley(ヤラバレー)の日帰りワイナリーツアーです。
オーストラリアワインは近年日本も含めて世界的に存在感を増していますが、このヤラバレー地区は年間を通して比較的涼しい気候がブドウ栽培に適しているという事でワイン生産が始まって180年ぐらいの歴史があるそうです。
メルボルンシティからのアクセスが良いため、数多くのツアー会社がワインツアーを開催しています。ヤラバレーワイナリーツアーを事前にいろいろ調べた上で、日本語ウェブサイトの VELTRA(ベルトラ)が提供しているワイナリーツアーに参加しました。
これからヤラバレーに行かれる方の参考になれば幸いです。
ヤラバレーの場所
ヤラバレーはメルボルンCBDから東に90キロほどの位置にあり、M3高速フリーウェイと山道を走る事、約1時間のドライブで到着します。
メルボルンCBDを流れるヤラ川はこのヤラバレーが始まりで、ここからメルボルン市内を経てPort Philip Bayまで流れています。
ワイナリーツアーの事前調査
日帰りワイナリーツアーを予定するにあたり、お決まりのグルーポンからメルボルンローカルツアー会社などいろいろなツアーを事前に調べてみました。
最終的にVELTRA(ベルトラ)が提供する「ヤラバレー ドメインシャンドンを含む4カ所ワイナリー巡り」に参加しました。
このツアーを選んだ最大の理由は、ツアー体験談をレポートする事で1名分の参加費が無料になるという驚きのモニターツアーを開催していたからです。
また、4カ所のワイナリーに行ける事、英語ツアーにも関わらず日本語音声案内のiPodを無料で貸し出してくれる事、そして日本語ページなので過去の参加者の体験談も読めて予約が簡単だった事も大きな理由です。
現在はこのモニターツアーは開催されていませんが、他のオプショナルツアーで特別キャンペーンを行っている事もあります。
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ワイナリーツアーの詳細
ツアーはメルボルン市内の指定場所でのピックアップから始まります。
朝9時にHer Majesty's Theatre前でツアーバスを待ちました。私達を合わせて6名がここから参加しました。
バス運転手兼ツアーガイドはメルボルンローカルで日本語がちょっと分かるジョンさん。
メルボルン市内最終のピックアップ地点がここだったので参加者は全部で13名です。ジョンさんから参加者全員に向けて今日のツアーについて簡単な説明があり、日本語案内iPodを受け取りました。ツアーバスはヤラバレーに向けて出発です。
M3ハイウェイを東に30分ほど行ったところで高速を降りて一般道に入ります。山というより小高い丘を目指して30分間の道のりを走ると、車窓には広大なブドウ畑が広がってきました。
まずは1件目のPunt Road Winery(パントロードワイナリー)に到着
Punt Road Winery --- 10 St Huberts Road Coldstream Victoria
ジョンさんからワインの楽しみ方、香りについて、またテイスティングする時のチェックポイントなどワイン全般について簡単なレクチャーがありました。
そしてお店のスタッフから参加者全員のグラスにワインが注がれてテイスティングスタートです。
私達はワイン通ではありませんが、多少は飲めますので提供された6種類のワインを少しづつテイスティング。
濃厚なShiraz(赤ワイン)が一番のお気に入りでした。
ワインテイスティングツアーは気に入ったワインがあれば購入出来ます。もちろん購入しなくても良いので気まずいプレッシャーは皆無です。
2軒目はランチを兼ねてBalgownie Estate Winesでワインテイスティング
Balgownie Estate Wines --- 1309 Melba Highway, Yarra Glen Victoria
ここでも6種類ほどのワインをテイスティングして、ランチ用にグラスワインを1杯選びます。
そして参加者全員が着席してランチをいただきます。私達は事前に参加者体験談レポートを読んで「ラム」の評価が高かったのでラムをいただきました。過去に参加された皆さんの体験談レポート通り、素晴らしい逸品でした。
ランチ最中は横にニュージーランドカップル、向かい側にオーストラリアカップルが座っていてガイドのジョンさんも目の前にいて、ジョンさんの計らいで日本の話になりました。
オージーカップルは日本に何回か旅行したことがあり、ベストな食べ物はラーメンという庶民的な話題でワインの酔いも手伝い話が盛り上がりました。
3軒目はYering Farm Wines
Yering Farm Wines --- St Huberts Road, Yering Victoria
味のある建物が目印のワイナリーです。ここではワイン数種類に加えてアップルサイダーのテイスティングもありました。
既に3軒目になり少し酔いが回ったので、グラスに少量のワインを入れてもらって気持ちテイスティングです。
オーナー自らがワインを注いでくれました。どこから来たのか質問されたので日本と答えたところ、オーナーもかつて日本に住んだことがあるという事でしばし日本の話題で盛り上がりました。
ここで1本Sauvignon Blanc(白ワイン)を購入。アップルサイダーも夏向きのさっぱりした味でした。
最後は世界的に有名なフランスシャンパンメーカー モエ.エ.シャンドンがアジア、オセアニア向けの生産拠点として設立したドメインシャンドンです。
Domaine Chandon --- 727 Maroondah Highway, Coldstream Victoria
世界的な老舗シャンパンメーカーだけあって、建物内の展示だけでなく、実際に作られたスパークリングワインを保管している部屋も見学ツアーに入っているなど非常に面白い観光スポットだと思います。
ちなみにシャンパンはフランスシャンパーニュ地方で作られた一定の基準を満たしたスパークリングワインの事です。
それに対してスパークリングワインは発砲性ワイン(泡の出るワイン)の総称です。
グラス1杯のスパークリングワインのサービスです。
世界各国から訪問者が来るので、それぞれの国の言葉でお見送りです。「ありがとう」もありますね!
4カ所のワイナリー巡りを終了して、メルボルン市内に向けて出発です。参加者全員が本当に楽しんだようで帰りの車内でも参加者同士の会話が弾んでいました。私達は少しうとうとしながら、渋滞もなく市内には午後5時頃到着しました。
感想とまとめ
メルボルンのベルトラオプショナルツアーの満足度ランキング1位というだけあって、とても充実した1日を過ごせました。
ガイドのジョンさんは親切かつフレンドリーでワイン知識の豊富さには驚かされました。ランチも非常に美味しくて、4軒のワイナリー巡りでこの価格は非常にお得です。
訪れるワイナリーは時期や状況によって変わるようで、参加者の体験談を見ると違うワイナリーの名前もあります。
今回伺った場所で日本語対応のiPodに収録されていないワイナリーがあったのは多少残念でしたが、英語の細かい表現が理解できなくても全く問題なく楽しめるツアーだと思います。
以上、【体験記】メルボルン郊外のヤラバレーで至高のオーストラリアワインを味わうワインナリーツアーでした。