世界的なコロナ禍のため2020年3月から約2年半閉ざしていた国境をオーストラリアは徐々に解放してきました。
ゴールドコースト国際空港と成田を結ぶジェットスター直行便は2022年7月から再開されています。
再開後3ヶ月は飛行予定の便が直前になって急にキャンセルされたり、大幅な遅延が発生したり、空港で足止めを余儀なくされるなど散々な状態だったようですが、10月ごろからようやくフライトが落ち着いてきました。
現在は週に2−3便の直行便が成田とゴールドコースト間を就航しています。またケアンズ経由の乗り継ぎ便を利用すればケアンズと関西国際空港間のフライトも就航しています。
コロナ以前の運行数やチケット価格までは現在ではまだまだ大きな開きがありますが、徐々に以前の日常が戻って来る事を期待したいと思います。
そして、コロナからの復興のシンボルとも言えるようなトピックがゴールドコーストの玄関であるゴールドコースト国際空港ターミナルの大拡張です。
ゴールドコースト国際空港に乗り入れる航空会社の現在の状況
まずはオーストラリア国内線ですが、コロナ以前と比較して毎日ほぼ同じ便数の飛行機が各都市間を就航するほど回復しつつあります。
しかし空港内で働くスタッフや預かり荷物の積み下ろしをする外部委託業者のスタッフ不足が大きな問題となって、特にスクールホリデー期間は飛行機の遅延によって空港内が人で溢れているような状況でした。
そして国際線はエアーニュージーランド、カンタス、ジェットスターがニュージーランドの各都市へ直行便を就航しています。ゴールドコースト、シンガポール間を結ぶLCCのスクートも復活しています。そして日本便のジェットスターになります。
コロナ以前はマレーシアのLCC エアーアジアもゴールドコースト便を就航していましたが、現在は運行していません。
ゴールドコースト国際線ターミナルの大拡張
そしてコロナ禍にも関わらずゴールドコースト国際空港ではコロナ収束後を見据えて国際線の新しいターミナルを建設していました。
ゴールドコースト国際空港のウェブサイトによるとオーストラリアドル260ミリオンの総建設費とされています。現在の日本円のレートが1豪ドル約94円なので240億円ぐらいの大プロジェクトです。
国際線新ターミナルの1番機は11月11日のシンガポールからのスクート便だったそうです。もう日本からのジェットスター便もこの新ターミナルに到着しています。
コロナからの復興を象徴するような大きな出来事です。コロナ禍以前は毎日成田との直行便が就航していた時期もありました。また、随分昔の話ですがゴールドコーストと関西国際空港の直行便が就航していた時期もありました。
この新しい国際線ターミナルの開業によって世界からの旅行客が徐々にオーストラリアゴールドコーストに戻って来るきっかけになれば良いなと思います。
ゴールドコースト国際空港の敷地内すぐ隣に新しいホテルもオープン
コロナ禍真っ只中の2020年11月にオープンしたRydges Gold Coast Airport ホテル。新しい国際線ターミナルから徒歩1分の距離にあります。
ゴールドコーストはほとんどのホテルがサーファーズパラダイスやブロードビーチなど繁華街にあって、今まで空港近くのホテルは一軒もありませんでした。
私自身もこの2年半は空港に行く事が無くて、この新しいホテルにも立ち寄った事もありませんでした。
先日初めてホテル内を見学して、完成まもない新しいホテルはやはり旅行の高揚感に溢れていると感じました。
日本へのジェットスターは成田への直行便、ケアンズ経由便ともに朝が早いチェックインなので、日本への帰国前日の宿泊がお勧めかもしれません。
以上、本当に久しぶりの記事の投稿になりますがゴールドコースト国際空港ターミナルの拡張 -コロナからの復興-でした。