オーストラリアで個人売買やディーラーを通して購入した自分名義の自動車。自動車には登録期間があって、オーストラリアで自分名義の車を乗り続けるためには登録期間を常に更新していく必要があります。
日本でも普通車は2年毎に車検を更新する(新車の場合は初回車検は3年)必要がありますが、オーストラリア(クイーンズランド州)の自動車登録更新は6カ月、または1年のサイクルになります。
この記事では登録更新費用を含めてオーストラリア(クイーンズランド州)で自動車に係る維持費をお伝えしたいと思います。
目次
車検について
クイーンズランド州では自動車を登録更新する際にセーフティサティフィケートは必要ありません。
しかしニューサウスウェールズ州は登録更新の際にセーフティサーティフィケートが毎回必要になります。ニューサウスウェールズ州の登録更新は1年毎になります。
よってクイーンズランドナンバーの車を一度保有すれば手放すまでセーフティサーティフィケートは必要ありません。
ただし、クイーンズランドから他州に移動した場合はナンバープレートの変更が必要になりますので、その際セーフティサーティフィケートが必要になります。
別記事、オーストラリアで自動車の登録をする(クイーンズランド版)にセーフティサーティフィケートに関して記載していますのでご覧ください。
登録更新費用について
登録更新期限の約1カ月前に登録住所に更新レターが郵送されてきます。費用項目は以下があります。
CTP Insurance(自賠責保険)
対人保証。クイーンズランド州政府が推薦する保険会社が自動的に登録されていますが、RACQ,Suncorp,Allianz,QBEの中から自分で選択する事も可能です。下記ウェブサイトで各社の自賠責保険について記載されていますので、チェックしてみて下さい。
Registration fee(登録費用)
エンジンのシリンダー数によって登録費用が決まります。シリンダー数が多ければ登録費用が高くなります。一般的にスポーツカーや高級車はシリンダー数が多いため登録費用が高いです。
Traffic improvement fee(税金の一種)
政府が定める税金の一種。
そしてもし6カ月更新を選ぶ場合は若干の手数料が上乗せされます。
任意保険について
運転者が任意で加入する保険としてComprehensive(自動車総合保険)、Third Party Property Damage(対物保険)、Third Party fire and theft cover(対物+火事と盗難保険)があります。
任意保険については オーストラリアで車を運転するための基本情報 をご覧下さい。
ロードサイドアシスタントサービスについて
その他留意したい事は道路を走行中にエンジンや電気系統のトラブルなどもしものアクシデントが起きた場合のロードサイドアシスタントサービスです。
クイーンズランドでは最大手がRACQ(Royal Automobile Club of Queensland)で、自動車保険会社でも任意保険以外の別サービスとして提供しています。
RACQについては オーストラリアで車を運転するための基本情報 をご覧下さい。
レギュラーサービス(定期点検)について
自動車を保有するうえで日数や距離に応じて定期的にオイル交換、ブレーキパッド、ラジエターのチェック、タイヤのチェックなどレギュラーサービスもかなり重要です。
オイルとオイルフィルターの交換は自分でも出来る作業ですが、作業スペースが必要ですし、古くなったオイルの廃棄場所にも気を配る必要があります。
そのため信頼出来るカーメカニックを探すことが非常に重要です。
ゴールドコーストには多くのローカルカーメカニックに加えて日本人のカーメカニックもいますし、私は韓国人のメカニックショップに定期サービスを出しています。
基本サービスの価格帯は1回$100~$150ぐらいと幅があります。
まとめ
クイーンズランド州で自動車を維持するために係る費用項目をまとめてみました。
私は普通乗用車に乗っていますが、年間登録費用が約$800、任意保険がComprehensive (自動車総合保険)とロードサイドアシスタントサービスに加入して約$940、レギュラーサービスで1年間約$200のおよそ年間総額$2,000くらいです。
あとはガソリン代がいくらかかるかでしょうか。普通乗用車を維持するために最低限必要な費用の目安として参考にしていただければ嬉しいです。
以上、オーストラリアで自動車を維持するために係る費用(クイーンズランド版)でした。