ワーホリ

【体験記】ワーホリでオーストラリアでしか出来ない色々な体験を楽しむ

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ワーキングホリデービザで2015年9月から2018年1月までオーストラリアに来たYさん(女性)の2年間のワーキングホリデー体験記をお届けします。

オーストラリアのいろいろな場所に移動して、オーストラリアだからこそ体験できるたくさんの経験と思い出を作った貴重な体験記です。

自己紹介

小さい頃から海外の映画やドラマ、その世界観が大好きで海外に住むことに憧れていました。

保育士の短期大学へ通い卒業後、3年間地元で保育士として働きました。就職して3年目で海外へ行くことを決め、ワーキングホリデーとしてオーストラリアへ行きました。

オーストラリアを選んだ理由は、オーストラリアの写真を見て“ここへ行こう!”と直感で決めました。始めはカナダとオーストラリアで考えていましたが、知り合いから“その国の写真を見てみるのもいいよ”とアドバイスをもらい、オーストラリアの写真を見て“ここにしよう”と決めました。

ワーホリ1年目

オーストラリアのなかでもシドニー、メルボルンの次に大きな都市であるブリスベンというところに住みました。

英語がほとんどゼロでのスタートだったので語学学校に4か月通いました。学校の印象は日本人が多いなという印象でした。私が行っていた学校はブラジル・コロンビア・チリなどの南アメリカ人、フランス・スイス・スペイン・ベルギーなどのヨーロッパ人、そして台湾・タイランド・韓国・日本などのアジア人という国籍が多かったです。

今まで海外経験がほとんどゼロの私は、海外といえば全てが英語で毎日パーティーを想像していました。でも意外と日本人が多いなと思ったのと、色んな国の人たちと出会い多国籍な文化に触れる機会が多かったです。

私のクラスはラッキーなことに日本人が私を含め2人であとは他国の人ばかりだったので、すごく英語の勉強になりました。しかしずっと一緒にいると価値観の違いが出てくることもあり日本が恋しくもなりました。語学学校で出会った友達は今でも連絡を取ったり一緒に旅行に行ったりするくらい仲良しです。

ファーム生活

4か月の語学学校を終え、セカンドビザ取得のために語学学校で出会った友達とファームを探し始めました。

オーストラリアで日本人がよく使うサイト「日豪プレス」でメルボルンにあるストロベリーファームを見つけました。友達が連絡を取ってくれていたのですが、返信も早く丁寧な回答だったので私たちも“行ってみなきゃわからない!”ということで学校が終わった3日後に飛び立ちました。

メルボルンのストロベリーファーム

ですが、結果から言うと最悪でした!!“良くないファーム”に当たってしまいました。

労働時間は朝の5時から夕方の5時まで、休憩時間はお昼休憩の10分、その間はずっと働きっぱなしでした。お金は歩合制で“これからシーズンだ”と言われ続け、約12時間労働にも関わらず1日$40稼げればいいほうでした。ピッキング方法も手押しトロリーを使い、1日中腰を曲げながらの作業でした。

ここではセカンドビザ取得に必要な88日も働けないと思い、ファームで出会った友達に違うファームを紹介してもらい移動することにしました。

タスマニアのアップルファーム

そこがタスマニアのロンセストンというところにあるアップルファームでした。

タスマニアはオーストラリアの本土から離れている島で、大きさは北海道くらいあります。メルボルンからフェリーも出ていて車を持っていく人が多いです。自然がたくさんあり農家も多い場所なので車でタスマニアへ来てキャンプをしながらファームをしている人も多いです。

私はワーキングホステルという“バッパー+仕事の斡旋”をしてくれるところに住みました。そこでは何件かのファーム情報を持っていて人手が足りないファームを紹介してくれます。

そこにタイミングが良ければすぐに入ることができますが、待ちになってしまう場合もあります。私は友達の紹介だったので3日も待たず入ることができました。

アップルピッキングについて

私はアップルピッキングの仕事につきました。かなり重労働の仕事だと思います。

カンガルーバックと呼ばれる、前に背負うリンゴを入れる大きなカバンとラダー(はしご)を担ぎながらの仕事になります。カンガルーバックはリンゴを満杯に入れると20kgほどの重さになると思います。

そして私のリンゴファームはチーム制だったので2人~4人のチームに分かれて仕事をしていました。また歩合制の仕事だったので、チームワークもすごく大事になってきます。

リンゴもなんでも取れば良いのではなく、スーパーバイザーが来てビンの中のリンゴを仕分けしていきます。そこでビンの中のクオリティが悪ければ注意を受けたり、レーンに取り残しが多かったら取り直しになったりもします。なかには、速さは一番だったけれどクオリティが悪くクビになったチームもありました。

重労働ではありますがコツをつかめば稼げる仕事だと思います。私は背も小さく、女の子だけのチームでしたが最後までやり切り、このファームでセカンドビザに必要な日数を取りました。

ファーム生活は朝が早いのとハードな仕事がイメージだと思います。ですが色んな人たちと出会うことができます。そこがファームの一番の良さなのかなと思いました。

仕事が終わったらみんなで一緒にごはんを食べて、休みの日はどこかへ出かけて、新しい人たちと出会って一緒に新しい経験をすることはとっても楽しかったです。オーストラリアでしかできない仕事、大変なこともありましたがファームで働く経験ができてよかったです。

ワーホリ2年目!!

無事にセカンドビザを取得し2年目は2017年1月にゴールドコーストからスタートしました。

始めの1か月はブライダルの学校に通いました。そこで出会ったオーストラリア人の夫婦が私にとってとても大きな存在になりました。

旦那さんが日本人を対象にツアー会社を経営していて、そこでガイドが1人辞めるからやってみないかとガイドの仕事を紹介してくれました。学校が終わりに近づき、仕事を探している頃だったので“やりたい!”と即返事でした。

ツアーの内容はゴールドコーストから2時間ほど行った島に4WDでお客さんを案内していきます。

島では海や湖で遊んだり、海沿いをドライブしたり、お昼ごはんは海辺でバーベキューをしたり、オーストラリアの海と自然をめいっぱい楽しめるツアーでした。そこでは期間中ずっと働かせてもらいました。

多いときでは50人のお客さんを案内するときもあり、そのときはオーナーの家族も手伝いに来てオーストラリアならではのバーベキューをみんなで楽しみました。オーナーの家でごはんを食べさせてもらうこともあり、日常からとってもお世話になっていました。

ヨガ、サーフィン、ズンバ!!

他にも生活していくなかでたくさんの出会いやつながりがたくさんありました。私が特に好きになったことがヨガ・サーフィン・ズンバでした。

もともと体を動かすことが好きでゴールドコーストに来る前からサーフィンとヨガはやってみたいと思っていました。

学校で出会った友達がヨガをやっているということでそこへ一緒に行く機会があり、はじめてのヨガへ連れて行ってもらいました。

そのヨガは海の音や風の音を聞きながら自然のなかで行っているヨガでした。その環境も大好きな一つでしたが、そのヨガの先生夫妻が大好きになりました。

他にもこのヨガを通してたくさんの出会いがありました。

サーフィン、ズンバはまだ始めたばかりですがこれからも続けていきたいと思う自分の趣味になりました。

2年間のワーホリを終えて

“海外に住んでみたい!”という漠然とした夢が、たくさんの出会いでつながった2年間になりました。

始めの頃は生活に慣れなかったり、英語ができなかったりと悔しい思いをしたこともたくさんありました。でもこの2年間で自分が挑戦したいこと、楽しみたいこと、自分にとって大切にしたいことをより知ることができました。

人それぞれ歩み方や楽しみ方は違うと思います。それぞれのワーホリを自分が“やってよかった!”と後悔がないように行動して楽しんでいくことが一番大切なことなのかなと思っています。

そしてそのときは気づかないけれど出会いはつながっています。一つの出会いを大切に、そこからもっとたくさんの出会いへつながっていくと思います。

オーストラリアでのワーホリは終わってしまいましたが、ここで終わりではなく、この2年間での出会いを大切に、新しい出会いとこれからの自分のやってみたいことに向けてもっと楽しんでいきたいと思っています!

以上、オーストラリアでのワーキングホリデー2年間をとても充実して過ごしたYさんの体験記をお送りしました。

これからセカンドワーキングホリデー取得のためにファームに行かれる方は、Yさんの友人が運営している下記のサイトからファーム情報を入手出来ますのでチェックしてみて下さい。

ハウスグリーンジャパン オーストラリアファーム情報ブログ http://housegreenjapan.blog.jp/

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