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ゴールドコースト国際空港ターミナルの拡張 -コロナからの復興-

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世界的なコロナ禍のため2020年3月から約2年半閉ざしていた国境をオーストラリアは徐々に解放してきました。

ゴールドコースト国際空港はこの期間中に国際線ターミナルが大規模に拡張されました。国際線ターミナル内には新しい飲食店、お土産物屋さんなどが入っています。

残念ながらゴールドコーストと成田を結ぶジェットスター直行便は2023年10月27日のフライトを最後に廃止され、ブリスベン国際空港発着に移行されました。

しかし早朝に国内便でゴールドコーストを出発してケアンズで国際便に乗り換えて成田または関空に向かうジェットスター便は継続運行されています。

空港関連の事情通から聞いた話では、ゴールドコースト国際空港とブリスベン国際空港の発着料金の違いを理由にジェットスターがブリスベン国際空港を選択したとの話です。

ゴールドコースト国際空港からすると国際線ターミナルを大拡張したにも関わらず国際線キャリアが一つ減ってしまったので大きな痛手になります。

将来的にジェットスター直行便が戻ってくるのか?またはヴァージンエアが就航する可能性も期待したいと思います。

ゴールドコースト国際空港に乗り入れる航空会社の現在の状況

まずはオーストラリア国内線ですが、コロナ以前と比較して毎日ほぼ同じ便数の飛行機が各都市間を就航するほど回復しつつあります。

そして国際線はエアーニュージーランド、カンタス、ジェットスターがニュージーランドの各都市へ直行便を就航しています。ゴールドコースト、マレーシアのクアラルンプール間を結ぶLCCのエアアジアも復活しています。

日本への飛行機はゴールドコースト国際空港から国内線でケアンズまで行き、ケアンズから成田、関空に直行便が飛んでいます。

ゴールドコースト国際線ターミナルの大拡張

そしてコロナ禍にも関わらずゴールドコースト国際空港ではコロナ収束後を見据えて国際線の新しいターミナルを建設していました。

ゴールドコースト国際空港のウェブサイトによるとオーストラリアドル260ミリオンの総建設費とされています。現在の日本円のレートが1豪ドル約94円なので240億円ぐらいの大プロジェクトです。

コロナからの復興を象徴するような大きな出来事です。コロナ禍以前は毎日成田との直行便が就航していた時期もありました。また、随分昔の話ですがゴールドコーストと関西国際空港の直行便が就航していた時期もありました。

この新しい国際線ターミナルの開業によって世界からの旅行客が徐々にオーストラリアゴールドコーストに戻って来るきっかけになれば良いなと思います。

ゴールドコースト国際空港の敷地内すぐ隣に新しいホテルもオープン

コロナ禍真っ只中の2020年11月にオープンしたRydges Gold Coast Airport ホテル。新しい国際線ターミナルから徒歩1分の距離にあります。

ゴールドコーストはほとんどのホテルがサーファーズパラダイスやブロードビーチなど繁華街にあって、今まで空港近くのホテルは一軒もありませんでした。

私自身もこの2年半は空港に行く事が無くて、この新しいホテルにも立ち寄った事もありませんでした。

先日初めてホテル内を見学して、完成まもない新しいホテルはやはり旅行の高揚感に溢れていると感じました。

日本へのジェットスターはケアンズ経由便が朝早いチェックインなので、日本への帰国前日の宿泊がお勧めかもしれません。

以上、ゴールドコースト国際空港ターミナルの拡張 -コロナからの復興-でした。 

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